東京農工大学農学部では、教職科目を履修・単位取得し所定の手続きをすることにより、中学理科、高校理科、高校農業の教員免許が取得できます。
教員免許取得のメリットと意義は?
そもそも「免許」とは、一般に禁止・制限されている行為を行政機関が特定の人に対して許すことや、特定の人に権利を定めて地位を与えることです。公立私立を問わず、また常勤か非常勤かを問わず、学校(幼稚園~高校)で教師として働くことは、(一部例外を除き)教員免許を有していない人にはできません。(就職上のメリット)また教員免許を有していれば、教育、児童・生徒指導、コミュニケーション、人材育成・能力開発等の分野に関わる一定の専門性を有している者と評価されます。(専門性獲得についてのメリット)また、教育という仕事にはおもしろさとやりがい、持続可能な社会の担い手づくりという意義もあります。
将来、教員になるかどうかわからないという方へ
教員免許の取得には、大学卒業などの基礎資格のほか、「教職に関する科目」などを一定単位以上取得すること、介護等体験実習(2年次:7日間)、教育実習(4年次:2週間または3週間)を行うことが必要となります。こうした単位を、社会人となって他の仕事をしながら新たに取得することは大変難しいことです。卒業後、他の仕事に就いたとしても、先の見えにくい不確実なこの時代、教員免許を取得しておけばいざというときに教員として仕事を探すことができます。(非常勤の教員でも、通常のアルバイトよりは待遇が良いですし、倒産などの懸念はまずありません。また都会だけでなく地方でも教員の仕事はあります。公立学校の正規教員になれば公務員としての安定した給与と福利厚生が充実しています。)また「自分は教員に向いているかどうかわからない」という方は、教職関連の授業や実習を通して自分の適性を見極めることもできます。(2年次の終わりの「教育実習オリエンテーション1」の段階で、教育実習にいくかどうか(免許取得するかどうか)を再度、ご自身で判断していただく機会があります。)
あなたの教員免許取得を応援します。ー大学院生、卒業生の方のご相談にも応じますー
東京農工大学には、農学部と工学部に各1名の教職専任教員が配置されています。また、各学科教育委員の担当教員と教務係の担当職員が教職担当として必要な相談にのります。
農学部教職専任教育研究室 2-106A(二号館の南側校舎一階、突き当り右側のトイレの2つ手前)
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TEL 042-367-5877